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産経新聞より

Kokusai Kansai

「神戸JC初の外国人理事長-既成概念にとらわれず挑戦」

平成十五年の神戸青年会議所(JC)理事長に就任することが決まった。インド系米国人、キラン・シン・セティ氏(37)「光栄だが、大変なポジション」ターバンに長いヒゲ。自信が信仰するシーク教の正装で、神戸JC初の外国籍トップ就任決定に言葉をかみ締める。

インド人の両親、神戸で生まれ育った。米ピッツバーグ大学大学院で経営学修士(MBA)を取得。現在、父親が経営する貿易会社「ジュピターインターナショナルコーポレーション」(神戸市中央区)の専務。JC会員は国籍の制限もなく、セティ氏は平成五年に入会、国際交流推進委員会などを経て、平成十四年、副理事長。幅広い見識や行動力を見込まれた。「『神戸国籍』があれば取りたいほど、神戸はオープンでフレンドリーな街。既成概念にとらわれず、チャレンジしていきたい」活動方針の最大の柱に掲げているのが経済団体としての認知度アップだ。

「青少年の育成・交流を目的にスポーツイベントなどを開催しているが、実際に私達の活動内容を理解している人は少ない。積極的な広報活動を通じて透明性を高めていけば、自然と分かってくれるはずです」 さらに、地域や分野など問わずに他団体との交流を展開し、在日外国人で作る経済団体との関係も緊密にする方針だ。そんな視線の先には、神戸への企業誘致がある。かつては神戸を拠点に成長し、大企業へのステップを上った企業がたくさんあったが、阪神大震災や長引く不況の影響で、今では神戸JCのメンバーも減少傾向が続いているのが現状だ。

「IT(情報技術)産業、流通業など、海外の経営者やマネジメントを日本に呼びたい。神戸は生活しやすく、人材もそろっている。コストダウンを図るうえで、最もふさわしい土地だと思います。来年からの一年間は、そういった方向性を打ち出していきたい」 国際都市・KOBEの復活を担うセティ氏のグローバルな手腕に注目が集まっている。 (神戸総局 格清政典)

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